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zoom RSS 【Book】「POWDER GUIDE 2006 No.4」

<<   作成日時 : 2011/07/13 12:25   >>

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ツアー報告もまだ多少タマが残っていますが、いずれネタ切れ必至。
他のコンテンツも考えなければ、ということで、私が読んだスキー・アウトドア関連の本の紹介などもしてみたいと思います。
まあ、このブログを読むほどマニアな方は、たいてい知っている本ばかりになってしまうとは思いますが…。

さて、そのブックレビューの記念すべき第1弾は、「POWDER GUIDE 2006 No.4」。

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何で雑誌?と思われるでしょう。しかも古いし、そのくせN0.1でもない。
それでもあえてこれを第1弾としたのは、『石頭新勉強堂』氏による「80年代コロラドスタイルで行こう」という名文が掲載されているからです。

この記事からは、70年代にコロラドで復興したテレマークを日本で最初に実践した「第1世代テレ式スキーヤー」の心意気がビンビン伝わってきます。
私は、第1世代の方によって書かれた最初期のテレマーク本を読んでテレマークを始めた、いわば第2世代(?)にあたりますが、この記事を読むと、細革しかなかった頃、テレマークに出会ったときの感動がよみがえります。
そして、この記事には、ゲレンデではプラ靴も履きながら細革でのツアーを続ける私の心情に重なるものが、見事に表現されています。

全文をここに掲載して読んで頂きたいところですが、さすがにそれはまずいので、ここぞと思う部分を抜粋させて頂きます。

記事は、まず、革靴の魅力を表す一文で始まります。
「最近の個人的楽しみは春の細板革靴ツアーである。かなりくたびれてきたが10年以上の年月をかけすこしずつ自分の足型に合わせてきたスカルパ・エクスプレッソは、30分で型を取るサーモフィットインナーのフィット感とはまったく異質な、直接感覚とも言うべき履き心地を提供してくれる。アルペン式に比べて不安定なテレ式スキーは目から入る斜面情報以外に、足裏をセンサーとした触覚情報をかなり重要なバランス保持システムとして採用しているらしく、分厚いウレタンの空気層を含んだサーモインナーでは、今まで得ることのできた微妙な雪面情報がかなり減じられてしまう気がする。」

下記の部分には、私がプラ靴太板に感じる違和感が表現されています。
「自分も片足は突っ込んでいるが、ファットなスキーをぶんぶん言わせてパウダーの表面を滑り落ちてゆく遊びは、ノルディック式という中での閉ざされた進化を続けていた80年代のテレマークでは考えられなかった、もう一つの極楽世界の出現なのかもしれない。しかし、その先にあるのはどう見ても、速いものが優れている、速いものが偉い、どんな用具の助けを借りようが競争における絶対的勝利こそ頂点であるといった「力の論理」であり、そういう論理のアンチテーゼとして復活したテレマークの理想とは相容れない。」
「ウエストの幅が80ミリを超すファットなスキーにべったりと重いシールを貼り付け、前後にかろうじて曲がる程度の赤いレーシングブーツを履いて山を歩き回ることに、テレマーカーが求めていた軽快性は絶対に無い。」


そして、筆者は、暗中模索で始めたテレマーク導入初期の経験を、以下のような言葉でまとめています。
「『軽さ』『歩きやすさ』『普段着感覚』、言葉で表すとせいぜいこの程度のことなのだが、『聞く』と『やる』との差の大きさはカルチャー的ショックとも言うべきものがあった。熱に浮かされるように仲間と重ねた翌年のノルディックチャレンジによって、その中身はよりはっきりと形が現れ、『テレマークソウル』とも言うべきものをその時代にボクたちは手に入れたわけだ。」

最後に、記事は、以下のようにまとめられています。
「90年代にコロラドロッキーの山々を軽いスキーで歩き滑り回った3年、その時に味わった山と遊び方の完璧なまでの整合性こそ自分にとってのテレマークの理想である。その原点には80年代のもっと澄みきった空気と、テレマークの源流の雫がある。
自分の中でのテレ式スキーの持続と未来はもちろん回顧と逆戻りではない。出現する新しい世界に対して鎖国するのではなく、その意味や実体を体験してゆくことには心躍るものがある。しかし、もうひとつ、80年代コロラドの原点で知ったバランスの取れた理想の遊びを、いつまでも忘れずに実践することにこそ、ボクたち第1世代テレ式スキーヤーの終わらぬ夢がある。
『80年代コロラドスタイルで行こう!』」



残念ながら、POWDER GUIDEのこの号は売り切れとのこと(Amazonで中古品は出ています)。
それにしても、この号を読み返すと、この頃のパウダーガイドはお金をかけてちゃんと作られていたんだなあ、などという感慨にもふけってしまいます。

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