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zoom RSS 2015.05.01〜04 細革/GW白馬@(猿倉〜大雪渓〜清水谷〜白馬鑓ヶ岳〜鑓温泉)

<<   作成日時 : 2015/05/08 18:54   >>

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BCクロカンを愛するみなさん、こんにちは。
私にとって1年で一番幸せな数日間となる、GWツアー。
今年は昨年に続き白馬に行きました。

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2015年5月1日 猿倉〜大雪渓〜清水谷〜白馬鑓ヶ岳〜鑓温泉

天候:晴
装備:(板)BDポーラスター(靴)スカルパ・ビンソン
<コースタイム>
5:47 猿倉
6:52〜7:02 白馬尻
11:25〜11:39 稜線
12:07〜12:30 清水谷二股
14:08〜14:20 白馬鑓ヶ岳西尾根上
15:02〜15:33 白馬鑓ヶ岳
16:26 鑓温泉(泊)


私にとって年に一度の最大のイベント、GWスキーツアー。
今年は、交渉の結果、久しぶりに4日間のツアーを組めることになった!

どういうツアーを組もうかと、計画段階から楽しみが始まる。
4日間ということで、BCクロカンでの大縦走のチャンスだが、BCクロカン向きの標高の低いエリアは雪が少なそうなので却下。

定番の立山で、良かったルートの再訪や、未踏ルートを滑降するのも良い。
特に、テント装備の軽量化テクニックが向上した今は、内蔵助谷での下山に興味が高まっている。
しかし、みくりが池温泉のブログで、立山も非常に雪が少ないとわかり、回避。

一方、白馬は、蓮華温泉のウェブサイトに、営業開始時点で例年になく雪が多く、瀬戸川の徒渉もGW終了まで不安なしとの情報。
しかし白馬は去年も行ったしなあ、と逡巡するも、
1日目 猿倉〜大雪渓〜清水谷〜白馬鑓ヶ岳〜鑓温泉
2日目 鑓温泉〜白馬鑓ヶ岳〜清水谷〜旭岳〜雪倉岳避難小屋
3日目 雪倉岳避難小屋〜雪倉岳〜雪倉岳北面〜蓮華温泉
4日目 蓮華温泉〜白馬乗鞍岳〜金山沢〜猿倉
という、昨年との重複をほとんどなしに、山中の温泉をつなぎ、清水谷左俣、大出原、清水谷右俣、旭岳北面、雪倉岳北面といったどれも評価の高い好ラインを滑りまくるルートを思いつき、これに決定する。

GWが近づくにつれ、気象チェックに力が入る。
好天が続き、今回の計画期間中もほとんど悪天候の心配はなさそうだ。
こんなに天気に恵まれるのも久しぶりのことだが、逆に融雪の心配が出てくる。
とはいえ、例年になく雪が多いという先の蓮華温泉情報があったので大丈夫だろうと思っていたのだが、白馬山荘のサイトでGW直前にアップされた情報では、山荘周辺は雪が非常に少なく稜線の雪はかなり消えているとのこと。
また、まほろば倶楽部の掲示板では、縦溝がひどいとの情報も。
やや心配しつつ出発を迎える。

今回のツアーは1日目の行程が長いので、猿倉を早立ちすることが必須だが、公共交通機関利用だとかなり無理をしないと早朝に猿倉に着くことができない。
やむを得ず今回はマイカー利用とする。

前夜できるだけ早く出発したかったのだが、塾に行っている受験生の息子に「行ってきます」も言わずに行くの?というプレッシャーがかかり、出発が遅れる。
一気に猿倉まで行って仮眠するのが理想だったが、途中で睡魔に負けて仮眠。
やや寝過ごしてしまって猿倉到着が遅れ、5時を目指していた出発が1時間近く遅れてしまう。

本格的なGWスタートの前日となる平日だったので、猿倉の駐車場はまだ空いている。
天気は快晴、気温も早朝にしてはかなり高い。
歩き出せばすぐに暑くなるのが目に見えていたので、薄手のシャツ1枚でスタートする。
雪もカチカチではないので、はじめの林道はシールを貼らずにステップで登る。

歩き始めの林道
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白馬尻まで来ると、前方に大雪渓が広がる。
本格的な登りに備えてシールを装着する。

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実は、私は大雪渓は初めてである。
長大な雪渓の登りといえば、何度も経験した剱沢の登り返しを思い出すが、こうして見ると、剱沢よりも大雪渓の方がかなり斜度がきついことが改めて分かる。
そして、大雪渓はまるで階段のようなしっかりした踏み跡ができると聞いていたので、かなりの人がツボ足で登るのだろうと思っていたが、この日はまだそれほどしっかりした踏み跡はできておらず、スキーヤーはほとんどが急斜面もシールで登っていた。

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私も、スキーヤーは可能な限りシールで登るべき、という意地というか見栄というか、そういう感覚があるので、あまりアイゼン登高はしない方である。
なのでシールで登り切るつもりで進む。

そして、次第に傾斜が増して、いつもなら直登高でガシガシ高度を上げていけるような斜度になってくるが…今日はどうもペースが上がらない。
齢を重ね体力が落ちてきているのか、それとも寝過ごしたとは言っても睡眠時間は2時間ほどしか取れなかったので、それが効いているのか。
リズム良く足が出てくれない。

さらに、シールの効きが悪い、というか、シールは効いても腐った雪が雪ごと崩れて、バックスリップするような感じになる。
それがさらに疲労感を増幅させる。

そして、いよいよ斜度が増して斜登高に切り替えると、崩れやすい足元にストレスはさらに増す。
いい加減嫌になり、見栄を捨ててアイゼン登高に切り替える。

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それほどしっかりはしていないがステップは切られているので、それをたどる。
しかし今度は、スキーを装着したザックの重さが応えるようになり、やはりそれほどペースは上がらない。

急斜面を登り切り、葱平に上がったら、再びシール登高に戻す。
そこからのもうひと登りも思ったよりしんどく、稜線にたどり着いたときにはかなりの疲労感で、出発から5時間半となっていた。
この大雪渓の登りに予定より時間がかかってしまったのが、また誤算。

その稜線は、思っていた以上に雪が消えている。
昨年、同じくらいの時間にカチカチの雪面を柳又谷へと滑り込んでいった白馬山荘下の斜面にも、ほとんど雪が残っていない。

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目指す稜線の反対側も雪は消えており、夏道を歩いて下って清水谷左俣滑降のスタートラインにつく。

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柳又谷はまだまだ快適そうだった
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清水谷左俣は、左岸の台地を滑るとよいということだったので、稜線から左岸台地を滑って行くイメージだったのだが、台地上は融雪が進み、どうも雪が切れている部分がありそうである。
そこで、沢芯に向けて、まずは広大な源頭部を滑って行く。
スケールの大きいメロウな斜面で、雪質が良ければさぞかし快適であろうが、今日は縦溝がひどい。
ただ、雪は緩んでおり、思ったよりは滑りにくくない。
あれだけ深い溝があったらスキーが引っかかるのでは、と思うが、意外と普通にターンできる。
しかし、そうは言ってもひどい凹凸の中を進むので、バランスの保持には気を遣わざるを得ず、慎重に、丁寧に滑って行く。

清水谷左俣源頭。写真だと溝のひどさがあまり出ていない。
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やがて沢が狭くなってくると、その先で、旭岳の側から滑り込んできた先行スキーヤーが沢芯から左岸台地へと滑って行く。
明らかにこのルートの経験者と思われたので、私もそのシュプールを追わせてもらうと、ほどなくして、清水谷二股から少し右俣に入った地点に降り立った。

いったん狭い部分に入っていき…
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その先のやや広がった斜面の下に見える灌木を回り込んで左岸台地に滑り込む
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左岸台地から、明日滑る予定の右俣側斜面を観察
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ここから、またシールを装着しての登り返しとなる。
清水谷右俣を登っていくと、少し先で沢が大きく割れている。
右岸にきわどく残った雪をたどって登るが、登ることはできても、ここを明日下るのはどうかと思う。

写真に写っていない手前の部分はさらに悪かった
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このまま沢筋を登っていっても状態がどうか分からないことと、明日の下見をしておきたいという思いもあり、途中から左岸の台地に上がる。
台地に上がったらその先の斜面の状態を観察し、比較的斜度が緩く登りやすそうなラインを狙って登っていく。
場所によっては縦溝がなく、フィルムクラストが融けた跡もあって、滑ったら楽しそうである。

左岸台地を登り切った稜線上は雪が消えている。
いったんスキーを外して稜線に上がったら、稜線反対側の斜面で再びスキーを着け、トラバースで大出原への下降点へたどり着けると思っていたのだが、稜線反対側には雪はなし。
白馬鑓ヶ岳まで、夏道のない、不安定なザレとガレの尾根を登ることを余儀なくされる。
この時点で、明日このルートを戻ることに不安を感じる。

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それほど急な登りではないが、スキーを付けたザックを背負ってのテレマークブーツでの登りは、疲れた体にはしんどい。
ちゃっちゃと登って早く休みたいと思うが、ペースは上がらない。

ようやく白馬鑓ヶ岳に着いたときには、もう15時。
疲れていたので写真を撮るのも忘れている。
15時には鑓温泉に向けた滑降を開始したいと思っていたのだが、滑降開始は15時30分過ぎになってしまった。

もうあまり無理はしないでおこうと、山頂直下からの滑降などにはチャレンジせずに、少し夏道を下ったところから斜面に入る。
しかし、緩みきったザラメの雪は、ひどく潜り、そしてめちゃくちゃ重い。
しかも、少し歩いて下ったとはいっても、なお結構な急斜面。
これは私の細革技術ではとても対応できるものではない。
無理にターンして勢いよく転んだりしたら、スラフともども流されて滑落、ということも心配される。
もう割り切ってターンすることを諦め、斜滑降キックターンで下ることにする。

しかし、横滑り斜滑降ですら、この異常に重く潜る雪では容易ではない。
まるで重い雪をブルドーザーでかき分けていくように、横滑りするスキーの下に雪がたまって、それが急に突っかかったりする。
そのため、あまり急角度で下ることができず、なかなか高度を落とせない。
周りを見ると、皆同じように苦しんだ様子で、フォールラインに向けたきれいな弧を描いたシュプールはほとんど残っておらず、斜面を横切るシュプールがたくさん残っている。

大出原から鑓温泉までは滑ればすぐだと思っていたので、ここでも誤算。
もう時間も遅いのに、一向に高度が落ちずじれったいが、ひたすら斜滑降キックターンを繰り返す。
そして、鑓温泉がようやく近づき、斜度も落ちてきたところで、何とかターンができる雪質となり、予定よりかなり遅い16時30分近くに、鑓温泉脇に滑り込んだ。

今晩の同宿(?)者は単独行のお二方。
風呂の脇の特等地は既にテントが張られており、私は風呂の向かいの雪の上にテントを張る。

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一段落ついたら、温泉に入る。
湯が熱くてたくさん雪を入れないと入れないという記録が多いが、私が入ったときは、かなり熱めではあったけれども、そのまま入ることができた。
あるいは先行者が温度調節をされた後だったのかもしれない。
とにかく、長い一日を終えての、絶景露天温泉は、もう言うこと無し。
そして、このときのために、今日は軽量化に反して缶ビールを担ぎ上げてきた。
温泉に浸かりながら飲んだ、雪でキンキンに冷やした缶ビールは、最高にうまかった。


猿倉からしばらくの間のデータが明らかに誤りだったので、削除した。
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