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zoom RSS ★★2018.03.31〜04.01 BCXC/上信国境越えA(清水峠〜朝日岳〜宝川温泉)

<<   作成日時 : 2019/01/21 20:00   >>

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BCクロカンを愛するみなさん、こんにちは。

昨シーズンの記録で、途中になっていた国境越えツアー、2日目をひっそりとアップします。

またしても大幅な遅延ですが、もう言い訳やお詫びはいちいち書かないことにします。

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2018年4月1日 清水峠〜朝日岳〜ナルミズ沢〜宝川温泉

天候:晴
装備:(板)ロシニョール・BC70(靴)Xadv7
<コースタイム>
6:00 清水峠(白崩避難小屋)
7:45〜7:52 ジャンクションピーク
8:10〜8:55 朝日岳
9:40〜10:00 宝川出合
11:05〜11:20 稜線
12:25 林道
14:00 宝川温泉


清水峠避難小屋の夜は暖かかった。
もちろん小屋の防寒性が優れているのではなく、気象条件の問題。

他パーティーのみなさんの朝は早い。
いちばん早いパーティーは3時起床。
私は雪が緩む前に朝日岳に着いても意味がないので、最後に起き出してのんびり朝食と出発準備をする。

他のパーティーは全て出発し静かになった小屋を、6時に出る。
反対方面の尾根には先行パーティーの列ができているが、朝日岳方面に向かうのは私一人。
今日は初めからシールで、上に鉄塔の立つ斜面を登っていく。
雪はまだ堅い。


峠を振り返る
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昨日小屋到着後に滑った峠の下の斜面
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鉄塔の立つ小ピークを越えると、次の1570mの小ピークまではスキーで歩ける広さの尾根。
その1570mピークの手前が、遠目から見ると急斜面のトラバースで、堅い雪にBCクロカンだといやらしいんじゃないかと思ったが、行ってみたらそうでもなかった。

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ここがちょっと悪いんじゃないかと思ったが、そうでもなかった
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1570mピークの先からジャンクションピークまでは、尾根がやせているのでツボ足で歩く。

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急な登下降もあれば、尾根の側面の急斜面をトラバースするところもある。
そういうところを、テレマークブーツならともかく、華奢なBCクロカンブーツで歩くのは大変心許ない。
今回履いてきたXadv7は靴底の角があまり立っていないので、トラバースが特に怖い。
幸い、昨晩同宿したパーティーのトレースがあるので、その上に足を置いて歩いて行く。
もしこれがトレースなしのフラットな急斜面だったら、相当怖かっただろう。
というか、踏み込むのを断念したかもしれない。

部分的にはこんなところも出てくる

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考えてみれば、ここは谷川馬蹄形縦走の縦走路の一部である。
もし、ここをスキーなしで縦走しようとするなら、間違いなく冬山用登山靴にアイゼン・ピッケルの装備で来るだろう。
ここはBCクロカンなんかで来るべき場所ではなかったのだと、大いに反省する。

しかも、いつもはBCクロカンで標高の高いところに行くときには非常用の軽アイゼンを持っていくのに、今まで出番がなかったことと、今回は気温が高いことが見込まれるからということで、準備してこなかった。
失敗。

しかしとにかく今はこの装備で歩くしかない。
トレースの助けを借りつつ、慎重に歩いていく。

大烏帽子山〜巻機山方面の稜線と合流するジャンクションピーク直下の登りは、斜度が増す。
雪付きも悪く、岩と小灌木の上に薄く雪が乗った状態で、気をつけないと踏み抜いたり灌木に引っかかったりする。
それほど困難というわけではないが、細い尾根の両側とも急斜面で、転滑落すればただでは済まないことが容易に想像できる。
より一層注意しつつ、しかし早く突破したいという思いでガシガシ登っていく。

ジャンクションピークに出れば、その先は別世界。
朝日岳まで、広く緩やかな稜線が伸びる。
もちろんスキーでも歩けるが、短い距離なのでそのままツボ足で歩いた。

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最後に小ぶりなドーム状の斜面を登ったら、朝日岳山頂。

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まだ時間も早いのでゆっくり休憩をとる。
9時をめどに滑降開始。
まずは山頂部の緩斜面で足慣らし。

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その先は斜面が急に落ち込んでおり沢の中が見えない。
あれ? ナルミズ沢ってこんなに急なの? と思って地図を確認するが、間違いない。
急斜面の上部の沢の中が見えるところまで進み、下を覗いて状況確認。
集中力を高めて、いざ滑り込む。

沢の上部は、BCクロカンでこの重荷を背負って滑るには、MAXの斜度だろうか。
ステップターンまでは必要ないが、しっかりスピードコントロールしながら落ちていく。
雪質は締まったザラメで非常に良好。
ロシニョールBC70の選択もばっちりだった感じ。

古いトレースも薄れてほとんど気にならない、ほぼフラットな純白の大斜面にシュプールを刻む。
いや〜たまらない。

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少し斜度が落ちてくると、より大胆に飛ばす。
ひょー、気持ちいー。
斜度、スケールともに申し分ない。

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大烏帽子山に向かう沢との分岐まで、あっという間に滑りつく。
計画は大烏帽子山に登り返してもう一本、というものだったが、昨日からかなり長い距離を行動してきたし、快晴でこの気温の高さでは、大烏帽子山を滑るころには雪質は相当悪化していることが予想される。
朝日岳の満足度が非常に高かったこともあり、今回はこのまま下山することにする。

分岐から先は、斜度がぐっと落ちる。
しばらくは非常に広い沢が続き、側面の斜面はなだらかな明るい疎林となっている。
テント泊してこのあたりで遊ぶのも楽しそうだ。

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地図で水線が現れるS字状の屈曲部から先は、沢が狭まる。
事前に地図を読んでいた時点では、この屈曲部の手前で左岸の斜面に取り付いて布引尾根に上がってはどうかとも考えていたのだが、すっかり忘れて通り過ぎてしまった。

沢は一部流れが出ていたが、通過には全く問題はなく、宝沢出合に到着する。

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宝川出合は、なるほど、の幕営適地。

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ここから布引尾根に上がる支尾根の取付は急だが、そこをツボ足で越えると、手頃な斜度の明るいブナ林となる。
この支尾根は滑っても快適そうだ。

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布引尾根に上がったら、最後の下りに入る。
気温は上がり、雪はだいぶ重くなっている。

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先行者のシュプールがあるのも手伝って、滑りやすい広い斜面を漫然と滑って行くと、進行方向正面に宝川の深い谷が見えてくる。
いや、この方向に谷が見えるのはおかしいだろう、と地図とGPSを確認すると、下るべき南東尾根からそれて南向きの尾根に入っていることに気づく。
幸い早めに気づき、斜度もそれほどではなかったので、シールは付けずにウロコで登り返しながらルートを修正する。
先行者が同じ場所を登り返した跡もあった(笑)。

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それほど時間をロスすることなく目標の尾根に戻る。
しかし、ここからが大変な苦行だった。

尾根は狭くなり樹間も込んでくる。
尾根上を滑るのは難儀なので、側面の斜面を滑るが、気温は上がるし標高は下がるしで、雪は非常に重くなり、深く潜る。
私のBCクロカン技術ではターンは非常に難しい。

とにかく早く高度を下げたい一心で必死だったので、この間写真を全く撮っていない。
私のいつものパターン(笑)。
さらに標高を下げると雪はもっと酷くなっていき、最後は完全に回転不能で、横滑りすらまともにできないので、ついに板を脱いでツボ足で下る。
ここまでしたのはあまり記憶がない。
最後、林道までもう一息というところで再度板を履き、ようやく林道に降り立つ。

林道は、例年のこの時期なら十分雪があるのだと思うが、今回はたびたび雪の切れたところが出てくる。
変わった形の氷柱の写真がよく紹介されているトンネルにも、氷は全くない。

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普通の人ならかなり手前で板を担いで歩いてしまうかもしれないような状態だったが、私は雪の薄いところも強引にスキーでつなぎ、あるいはスキーの着脱を繰り返して、可能な限りスキーで進む。
最後の最後はスキーを担ぎ、数分歩くと宝川温泉着

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さあ、バスを待つ間に温泉だ。
料金を見ると、1500円 !?
何か日帰り入浴ではない別の料金と見間違えたのかと思ったが、そうではない。
え〜、と思うが、やめるという選択肢はなく、仕方ないので1500円を払って中に入る。

露天風呂には洗い場がないということなので、まずは内湯に行く。
日焼け止めと汗でギトギトの体をきれいにしなければならない。
みなさん露天風呂直行で、内湯に行く人はほとんどいない。

内湯で体を清めたら、露天風呂へ。
露天風呂は混浴ということだが、若い女性もどんどん向かっている。
湯浴み着やバスタオル巻きでの入浴が認められていて、本当に男女一緒に入るのが前提になっているのだ。
したがって、男の方も、女性に不快な思いをさせないようしっかり前を隠さなければならない。

露天風呂は川の両岸にいくつもの風呂が設けられていて、レジャーランドのようだ。
映画「テルマエ・ロマエU」のロケに使われたとのこと。
外国人客も多く、大変な賑わい。
こんなところだとは全然知らなかった。
料金設定の理由が分かった。

温泉のあとはビールをやっつけて、帰路は宝川入口からバス、水上駅で上毛高原行きのバスに乗り換え、上毛高原から新幹線で帰京した。

新潟側からBCクロカンブーツで縦走していったのは間違いだったが、ナルミズ沢の斜面は素晴らしかった。
大烏帽子山も是非滑ってみたいし、また周辺にはあちこちに疎林の斜面が広がっていて、BCクロカンなら遊び放題という感じだった。

次は宝川出合キャンプの計画で、また来たい。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
上信国境越え-2、楽しませていただきました。
若い頃、谷川岳には夏冬ともに何度も通いましたが清水峠方面には行ったことがありません。
スキーはガルモントモナシーとサロモンのクロカンブーツから始め、現在もXadv8が地下室の棚にありますが、最近めっきり履くことが少なくなりました。歳のせいもあって、コースにちょっとシビアな環境があると、重いのを我慢しても、ついテレマークブーツを選んでしまいます。ずっと願ってきたことですが800グラムほどでT4並の横剛性のある靴が出てくれれば、もっとBCXC、そしてスキー自体が楽しめるのですが・・・私の場合。
na
2019/01/22 13:06
naさん、こんなに更新が途絶えていたのに早速のコメント、ありがとうございます。
私は歳をとるにつれて重いのが嫌になり、軽い方軽い方に向かっています。
ガルモントモナシーと言えば、昨シーズンはこの後、ゴールデンウイークにモナシーで鳥海山に行きました。私の場合はクロカンではなくテレマーク仕様ですが。
その記録も…できるだけ早く…アップしたいと思います。
Seki
2019/01/23 08:23

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