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zoom RSS 2019.04.27〜29 BCXC/GW尾瀬A

<<   作成日時 : 2019/05/28 06:34   >>

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BCクロカンを愛するみなさん、こんにちは。

GWツアー2日目の記録です。

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2019年4月28日 平ヶ岳

天候:晴れ
装備:(板)クナイスル・ツアーライト59(靴)Crispi Jokulen
<コースタイム>
5:25 大白沢山下1810m台地
7:57 白沢山
9:10〜9:58 平ヶ岳下2000m
10:17 平ヶ岳下2080m
11:27 白沢山(巻道)
13:30 大白沢山コル
13:47 大白沢山下1810m台地


前日、起きている間の雪は、弱い降りが続いた。
もしかしたらそれほど積もらないのでは、とちょっと期待する。
今回と同じく幕営中に降雪に見舞われた3月の志賀〜野沢ツアーでは、季節外れのパウダー滑降を楽しめたが、今回のツアーの場合、雪が積もっても良いことはほとんどない。

しかし、やはり夜間には本格的な降雪となり、朝には外は真っ白になっていた。
ヤマテンでは、積雪は最大30cmという予報だったが、その最大値近く降ったようだ。

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今日は、平ヶ岳を往復したあと景鶴山に向かい、ケイズル沢を滑る計画だったが、この積雪でおじゃんになった。
スピーディーな行動は難しくなるし、たとえ時間的には大丈夫だったとしても、私には雪崩リスク(積雪安定性)についての判断能力がないから、これだけの降雪の直後にケイズル沢の急斜面に入ることはできない。
となれば計画を変更してできるだけ楽しめる手段を考えなければならない。

今日は高気圧に覆われて晴れ、気温も上がる予報。
この雪の賞味期限は短い。
近場で良い斜面を探して、早い時間のうちにパウダー滑降を楽しむという手もあるが、GWのツアーとしてはちょっとこぢんまりしすぎて寂しい感じがする。
もしかしたら、平ヶ岳まで標高を上げれば、そこそこの時間まで雪質が保たれて、あの平ヶ岳直下の斜面でパウダー滑降という最高のシチュエーションに巡り会えるかもしれない。
そんな淡い期待を抱きつつ、とりあえずは予定通り平ヶ岳を目指すことにする。

テン場とした台地から、大白沢山のコルに向けて斜上していく。
以前ステップ板で平ヶ岳を登った時の記憶では、稜線に出てからは最後の平ヶ岳の登り以外シールは使わなかったように思うので、シールは貼らずに行く。

登りながら周囲を見渡せば、いかにもBCクロカン向きのメロウな疎林の斜面がずっと広がっている。

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思わず「やっぱりここで遊んでいようかな」と逡巡したが、いや、すでに決断したことだ、今日は平ヶ岳を目指すのだ、と邪念を振り払って先へ進む。

20分ほどで大白沢山のコルに着き、縦走に入る。
最初の1920mピークへの登りがいきなり急で、ウロコでは直登はできないが、距離は短いので斜登高に階段登高を交えて登り切る。

このピークからの下りは、雪庇の出た狭い尾根となっている。
これまで2回の平ヶ岳ツアーでは尾根を忠実に進んだ記憶だが、ここの雪庇の下の斜面はそれほど斜度もなく、おいしそうなオープンバーンとなっている。
しかも、今日は新雪だ。
地形からみて雪庇崩落のリスクは低いと判断して、この斜面に入る。

さすがにまだ雪質は悪化しておらず、片斜面で距離もそれほどないが、本日最初のパウダー滑降を楽しむ。
(あとになってみれば、これがこの日いちばんの滑りだった。)

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下りきったコルからまた登りとなるが、ここはウロコで登れる。
新雪だったためやや登りづらかったが、ザラメならば全く問題ないだろう。
白沢山まで登り切ると、その先平ヶ岳までの稜線が見渡せる。

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この白沢山の前後あたりだったように思うが、人の声が聞こえてビックリする。
私は大白沢山の下のテン場から結構早い時間に出ているので、今日はダントツで一番手だと思っていたし、実際にそれまで全く後方に人影はなかった。
変だなと思って見回すと、西側の斜面を登ってくるパーティーがあった。
どこから来たのかと思う。

ともあれ、私は私で先に進む。
白沢山の下りはちょっと厄介で、雪庇の出た狭い尾根のうえに、風のため雪が激しく波打っている。
ここはターンは不可能で、横滑りや階段登高で降りる。

白沢山のコルから先は緩やかなアップダウンで、ウロコが生きるところ。
快調に進む。

いよいよ平ヶ岳直下の斜面が近づいてくる。
この斜面は大きく見えるけど実は短いんだよな、などと思いながら歩いていると、斜面手前の台地あたりから、急に風が強くなる。
好天だったためここまでは軽装だったのだが、雨具のジャケットを着てフードをしっかりかぶる。
相当な強風になってきたが、まあ危険ということはないだろうと先に進むと、斜面の途中で風はさらに強くなり、巻き上げられた雪も吹き付ける、地吹雪状態となる。

これはたまらん、と木陰に入って風が弱まるのを待つ。
しかし一向に弱まらず、体が冷えてくるのでツェルトをかぶる。
相当待ったが(GPSの記録では40分も停滞していた)ダメ。
これ以上待つのも、と思うようになった時、ふと気がつくと、私の数メートル前に新しいトレースがある。
どうやら先ほどのパーティーに抜かされたようだ。
目の前をガチャガチャ言わせながら通り過ぎられても全く気づかないほど、風の音が激しかったということだ。

ああ登れているパーティーがいるのだなという安心感と、せっかくここまでトップで来たのに先に行かれてしまった悔しさから、私もすぐに登り始める。
しかし、登るにつれてさらにさらに激しさは増して、暴風状態となる。
そして、風の強弱の呼吸すらなくなり、強風が吹き続ける。

おそらくテレマークならそれほどでもなかったのだろうと思うのだが、こうなると、足元の不安定なBCクロカンは不利である。
風の影響でバランスを崩しやすい。
止まって耐風姿勢をとりながら斜面をみると、風で新雪が飛ばされて露出した旧雪部分は凍っている。
新雪が残っている部分は、当然、風でパックされているだろう。
この暴風の中でこの斜面をBCクロカンで滑るのは無理だな、と思う。
滑れたとしても、危険なだけで楽しいことは何もない。
もう山頂はすぐそこなのは分かっていたが、その場からシールを貼ったまま下ることにする。

シールの制動力を活用して、斜滑降や横滑りを使いながら斜面を下る。
ところどころに下りのシュプールがある。
どうやら、先行したパーティーは私が停滞している間にピークを踏んで降りていったようだ。
台地まで降りてくると、若干風も弱まって、安全圏に戻ったと感じる。
ここから2組3人のスキーヤーとすれ違ったので、上はすごい強風なので注意した方が良いと情報提供する。

台地に降りてもしばらくシールのまま進むが、風が弱まってきたところでシールを外す。
振り返ると、先ほどすれ違った2人組のスキーヤーが山頂直下を登っている。
もう私が登っていたときのような雪煙は上がっていない。
どうやら私は最悪のタイミングで登ってしまったようだ。

下りで厄介だった白沢山への登りは、右手西側の樹林にトレースが付いていたのでそちらを巻く。
下りでもこの斜面を滑ることができたようだ。

白沢山のピークを巻いて稜線に戻り、さらに下っていくと、稜線の東側に良さそうな斜面が広がっている。
先ほどの暴風は嘘のように、穏やかな快晴で暖かくなっており、時間も昼近くでもう雪質は期待できないのは分かっていたが、滑ってみると、やはり新雪は重〜くなっていた。
繰り返し滑る気にはならず、1本で終了。

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最後の1920mピークも西側から大きく巻く。
私は、アップダウンを行くのもこのルートの楽しみの一つだと思うので、いつもは巻かず稜線を忠実に行く方だが、今回はどうせ敗退行だし、というモチベーションの低下と、登っても下りの雪質は、という思いで、登る気が起きなかった。

大白沢山のコルに戻ると、行きに眺めたワル沢源頭の疎林を一応滑ってみるが、当然雪質は先ほどと大差なし。
そのままトラバースしてテン場に戻った。

まだ時間は早いのでどこかに遊びに行こうかと思ったが、この雪質ではやはり苦労するだけだろうと思ったのでやめて、陽だまりの中で濡れものを乾かしたり、水を作ったりして過ごす。

すると、平ヶ岳の下の台地ですれ違った2人パーティーが降りてきた。
ピーク踏めたようですね、と声をかけると、お2人が登っているときにはもう風はそれほどではなくて、山頂に着いたら止んでいた、ということだった。
やはり私は最悪のタイミングで登っていたのだった。

ところで、ネットに上がっているゴールデンウィーク中の山スキーの記録を見ていたら、暴風の中で私を抜いていったパーティーは、山スキーメーリングリストなどで過激な山スキー記録をよく投稿されている、YASUHIRO先生の地獄軍団のみなさんだったと分かった。
地獄軍団らしく、3時に鳩待峠を出発して14時前には帰着するという、私などは全く考えもしないようなスケジュールだったようである。
いつもハードなYASUHIRO先生の記録で私が行くようなルートに行っているのは見たことがなく、まさか私が山で遭遇するような方々ではないと思っていたので、驚いた。
と同時に、すごく速いパーティーだなと感じていたので、なるほどあの地獄軍団のみなさんだったのかと、とても納得したのだった。

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